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津田大介×伊藤博之(クリプトン)「音楽の未来について」

IMSTA 基調講演「音楽の未来について」
出演:伊藤博之 津田大介


USTREAM中継されたのだが、音楽に関する講演であったのに音声が非常に悪く、特に前半はかなり聞き取りづらい物であった。

まずは初音ミクなどのボーカロイドで有名なクリプトン・フューチャーメデイア株式会社社長・伊藤博之氏の講演から。
何故CDが売れなくなったかについて、ライフスタイルの変化や接触メディアの変化、テクノロジーの変化等を挙げた。

「技術が音楽を変えてきた。木材加工~CPU レコードやCD 等々」

加工技術によって楽器が出来、現在では高性能のパソコンで音楽を作る。
レコードやCDなどの複製メディアの技術

プロモーション:UST×twitter ニコ生 facebook myspace
などの新しいプロモーション方法がインターネットという技術によって生まれた。

これからはTVからネットへ 
レガシー(マス)メディアからSNSへ 
トップダウンからボトムダウン(上から与えられる物から下から上がって来るもの) 
アーティストを「集める」からアーティストが「集まる」へ

「レコード会社と同等のことが個人で出来るように」

この後各種サービスの紹介へ。

セミナーで紹介されている音楽配信サービス、Router。
iTunes、着うたに簡単に配信できる。
http://router.fm/

全国のフェスを検索できるフェスウィキ。
http://feswiki.jp/


続いて『だれが「音楽」を殺すのか?』の著者、津田大介氏の講演

まずは様々なデータをグラフで示す。
「CD売り上げの減少、配信の売り上げも2008年で頭打ち」
「一方フジロックなどをきっかけにライブ動員は増えてきている」
「著作権料は増えている、主な要因は着メロなど音楽の利用の幅は拡がっている」

違法ダウンロードのせいでCDが売れなくなったなどとよく言われる。iTunesや着うたなどの売り上げの伸びも頭打ちであるが、実は著作権料は増加傾向でCDバブルの90年代後半よりも現在の方がライブ動員数が増えてきているという状況がある。
以上のことにより津田さんは「現在はCD不況であって音楽不況ではない」と述べた。

次にレコード会社の役割について。これまでは、
1.アーティストの発掘・支援
2.レコーディング費用などの負担
3.プロモーション
レコード会社がリスクを取ることで、アーティストに対して有利な契約を結んできた(原盤権をレコード会社が持つなど)。悪い言葉で言えば搾取である。

だが、これが最近変わってきている。
1.のアーティストの発掘はネットなどでの発掘に
2.についても機材の進化で制作費低下(アルバム1枚数千万円単位から数百万、数十万へ) 3.についてもTVCMなどたくさんの広告費をかけてきたが、最近ではネットで無料の口コミプロモーションも可能になった。

これについて、いくつかの例を挙げて説明した。

相対性理論:
ネットの視聴(myspace レコミュニ mf247 ニコ動)とライブで評判を上げた 自主制作CD-R完売 自主レーベルでの2万枚のヒット(メジャーの10万枚とどちらが儲かるか?)

MIKA:
Twitterで300人のファンにバーで奢ったことがtwitterで話題に

神聖かまってちゃん:
ニコ生ニコ動でライブをアップ 
自宅でも配信し視聴者とのコミュニケーション
メジャーデビューも決まりNHKミュージックジャパンへの出演も話題に


まつきあゆむ:
自分のサイトでアルバム直売~Paypal、銀行振込でZIPファイルmp3のダウンロードURLを送付
ファンドを立ち上げ寄付を募る~どんな機材をいくらで買ったか等内訳も公開。ファンはそれがどのように音楽に生かされたのか楽しめる。

「音源の制作過程を公開してファンがそれを楽しむというような形」
「海外でもレコード会社を省いたようなビジネスモデルのミュージシャンもいるが、多くは元々名の知れたアーティスト。そうではないまつきあゆむさんが音楽で食えるようになった」

まつきあゆむさんの日記
http://matsukiayumu.com/index2.htm


メジャーレコード会社とアーティストの360度契約の増加。

「米国の場合、メジャーアーチストの収入の75%はコンサートツアーによるもの。日本でライブ中心のビジネスモデルが可能か?日本のライブハウスにはノルマ制という悪しき習慣がある」

日本でもライブ動員数が増えているのだから、同じようにライブ中心で稼げないか?
そこには米国と違いノルマ制という壁がある。

日本ではライブハウスが出演者であるミュージシャンに2000円×15枚などのチケットノルマをかける。ミュージシャンはファンなどにチケットを売り、ノルマ枚数を超えればその分の売り上げからバックが貰えるが、超えなければ赤字である。バックは場所によってチケット代の50%~100%で、さらに機材費などを取る場合もある。
自ら集客などはほとんどせずにドリンク代などで収益を上げるという収益モデルだ。

これではインディーズバンドなどがツアーで収益を上げることはかなり難しい。しかし、これも変わってくるのではないか?USTREAMなどでライブ配信等。

「ネットでのプロモーションのポイントは共感・新規性・リアルタイム性
例えば月1000円払ってくれるファンが300人いれば30万円で活動費が。UST×PaypalのIZONNやPPVなどの投げ銭のシステム 音楽業界ではないスポンサー」
「フェスなどではJTが積極的にプロモーションしている(規制により他のメディアで宣伝しづらくなったため)」

以上で津田さんの講演は終了。
司会の方がまとめに入る。

司会「90年DAWの時代 2000年ループシーケンスの時代 2010年ソーシャルネットワークの時代 2020年音楽の未来はについて2人にお伺いしたい」

津田「Twitterのタイムライン上でレコード会社を否定しているのか?といった意見が出たが、そうではなく、役割の変化。アーティストの選択肢が増えたといえる。アーティストは作品制作に専念できるにこしたことはない」

伊藤「CDの様なメディアは必要で、すべてネット配信に置き換わるとは思わない」


ネットの登場などにより、音楽業界のビジネスモデルは大きく変わってくる。それに伴いレコード会社の役割も変わってきた。
プロモーションの仕方も大きく変化してきて、アーティストの選択肢も増えてきた。

僕自身も学生時代から”mute vox”というバンドを続けている。社会人になって活動のペースは落としているが、都内を中心に横浜、静岡、大阪などで年50本ペースでライブをした年もあった。周りのバンドを見てもツアーで収益を上げるのは難しく、グッズやCDの売り上げで何とか回っているというバンドが多いのではないか。

だが、最近それも大きく変わってきたことを実感しつつある。ライブのペースを落としてもYoutubeやUSTREAMなどでその様子を全国・全世界の人に見て貰えるようになった。また、直接CDを売らなくてもiTunesなどで手軽に買って貰えるようになってきた。Twitterでのみのやりとりで、直接会ったことのない人からも「曲を買いました」という声を聞くことが出来た。

去年製作したCDはドラムにマイク立てる所からマスタリングまで全て自らの手でやった。
次のCDはその制作過程をUSTREAMなどで公開することを考えている。
プロモーションにもなるし、プロには全くかなわないが、興味ある人の参考になるかもしれない。

また、マイク位置こうした方がいいよとか、意見ももらえるかもしれない。
ただ、あくまでもちゃんとレコーディングはやらなければならないので配信用の人手が必要になるかもしれない。

今回の講演で非常に多くの刺激を受けた。大きく変わりつつある音楽業界。今回学んだことをいち早く取り入れ、実践していきたい。




[ 2010/05/17 00:31 ] 津田大介 | TB(0) | CM(0)

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