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「Ustream著作権討論会」~ダダ漏れ時代の著作権を考える~

概要や出演者情報をまとめたページ
http://www.tv-bank.com/jp/service/ustream_copyright.html



【参考】向谷実さんの 著作権・著作隣接権講座→ http://uol.blog94.fc2.com/blog-entry-85.html

まがるうさぎさんから中川さんへの質問別紙

第一部:著作権包括契約によってできるようになったこと

まずはUstream Asia株式会社代表取締役社長の中川具隆氏から前提として説明。

中川「USTREAM Asiaは Jasrac、JRC、イーライセンスと包括契約を締結」
【参考】 http://www.softbank.co.jp/ja/stc/group_sup/20100706_01.pdf

中川「但しDJプレイ、カラオケなどは著作隣接権の範囲なので不可」


津田「今回の包括契約で演奏はできるようになったが、CDの曲は隣接権(演奏家の権利など)の範囲なのでNG。ボーカイドは可能?カラオケは?」

中川「ボーカロイドはOK。カラオケ音源にも演奏者がいるので無理」

津田「カラオケ業者(第一興商など)とUSTREAMが包括契約をするなどは可能?」

中川「カラオケは楽曲によりインターネット配信許可されていないので、一括に処理ができないのでNG。今後はなんとかしていきたいと考えている」 

津田「著作隣接権に関しては何故JASRAC、JRCが管理できないの?」

JASRAC菅原「昔は隣接権がなかった。流通の上で守る権利。絵や小説は書けば終わるけど、音楽はそうもいかないため実演家にも権利を与えようということになった」

津田「何故TVは楽曲を自由に使えるのか?」 

JASRAC菅原「法律的に放送局には隣接権の許諾を取らなくてもよい」

JRC荒川「うちのサイトにはUSTREAMでかけられる曲の検索データベースがある」

【参考】JRCの「USTREAM利用可能音源検索データベース利用規約『ホワイトリスト原盤利用含む』」
http://www.japanrights.com/ust/terms.html


JRC荒川 「音楽をCDにして頒布したり、TV局などが放送するのには巨大なコストがかかったという背景から権利が認められていたのでは?現代ではそれも変わってきた。時代に合わせた形が必要ではないか」

津田「放送法の改正でインターネット配信も放送法で扱われるようになる。放送局だけに特権を認めていていいのか?」

向谷「ニュースでカシオペアの楽曲が使われていたが3ヶ月で2000円しか入ってなかった。これはおかしいと問い合わせたら、逆に自分の曲だと証明しろと怒られた。使われ方としても勝手に編集されるのは不本意」

向谷「実演家印税は少ない。実演家印税はメンバー4人で1%だった。レコード会社はプロモーションなどで投資しているとは言え、実演家印税は最大でも4%程度。そこでこないだ僕らがやったのはその可視化。隣接権もフリーでやる」

向谷実氏は向谷倶楽部というUSTREAM配信の中で作曲からレコーディングまで公開している。
【参考】http://uol.blog94.fc2.com/blog-entry-65.html
http://uol.blog94.fc2.com/blog-entry-89.html


津田「(タイムラインからの質問)鼻歌はOK?」 
中川「OK」

まがるうさぎ「外の音が入り込む。後ろで音量の小さいBGMがかかる。グレーってどこまで?」

JASRAC「楽曲が判断できれば原理的に言えば黒」 

津田「グレーと言われている物は基本的には黒。但し実際は、街中の音楽が入り込む程度ではコストに見合わないのでそこまで追求されることはない」


中川「グレーなんて本当はない。ユーザーの意識が映画に比べて音楽は低くないか?」

津田「人の曲を演奏することの何が悪いのという演奏者の素朴な感覚もある」

ここで第一部終了。5分間の休憩を挟み後半戦へ。

【まとめ】
USTREAMで現状出来ること:人の曲を自分で演奏する。またはボーカロイドに歌わせる 出来ないこと:CDをかける、カラオケで歌う 


第二部:創作活動拡大のために

津田「Youtube以降、インターネットを巡る著作権の問題」

津田「好きなアーティストをお金を払ってでもUSTで紹介したいという人もいる。こういう人にどういう道を示せるか?」

向谷「ソニーもビクターもここにいない。楽曲を売るのにお金がかかるという理由を盾にされる。僕が向谷倶楽部でやっているのはウルトラ性善説。楽曲を買ってもらえれば使用範囲は非営利ならフリー」

【参考】『ウルトラ性善説』について向谷実さんの 著作権・著作隣接権講座→ http://uol.blog94.fc2.com/blog-entry-85.html


向谷「コピープロテクトは人間を最初から疑う行為。だからDRMはかけない。それよりどこでどの楽曲がどれだけ使われたか、トレースできる仕組みが必要」

山口「全曲報告、トレースはやっていく方向」 
津田「2012年にはTV局も全曲報告の予定」

中川「(USTREAMで)CDはかけられないのではなくて、かけるのには許諾を取らなければならない。プロはそうしている。だがアマチュアは実質それはできない。少しずつでも隣接権まで包括契約できる仕組みが必要ではないか」


my space大蘿「マイスペースでもマドンナの偽物が100人以上いた。それはユーザーがよかれと思ってやったことであった。その上に今のマイスペースの現状がある」


JASRAC菅原「全てコントロールしてきた権利者側がネットというコントロールできないものに対する恐怖。窓口が増えることによって利用者が増えるという発想の転換がまだできていない。USTREAMという場と権利者の問題。ユーザーはできるだけ自由にやれるべき」

まがるうさぎ「USTで違法に楽曲をかけることで視聴者を稼いでいる配信者。これでは正直者がバカを見るという状況が嫌だった」

JASRAC菅原「USTは始めはアメリカのサービスだった。今回のUSTREAM Asiaの場合は日本の基準で契約を結ぶことができた」 

中川「サーバーをアメリカから持ってきて法人を作らないと契約ができなかった(マイスペースの協力を得て何とか前倒しした)。不法な配信はBANしている。(毎月3000〜5000チャンネル」」

津田「DOMMUNEは個別に権利処理をしているが、全てが処理できてはいないはず。これはBANする?」

中川「隣接権に関しては処理されているかどうか僕らは分からない。訴えがあって初めて違反があると分かる」

向谷「(レコ部について)僕が原盤権持ってたらカシオペヤの音楽のUST配信を全面的にOKしたい。だが、僕にはその権利がない(SONYなどが持っている)。だから違法だよというしかない」

【参考】「レコ部」に関する向谷実さんの苦言とそれに関するツイートhttp://togetter.com/li/23973

津田「DOMMUNEやレコ部は見せ方はプロ。ラジオ番組ができるくらい。しかし、ネットでやってしまうと法律の壁がある」 

山口「DOMMUNEはもう商売(スポンサーもついている)。だから原理的に言うと黒。だがDOMMUNEの人が捕まらないような仕組みを作るのが僕らの仕事ではないか?」

JRC荒川「『記念樹』の盗作問題。裁判官にまかせてよかったのか? DOMMUNEを逮捕させてはいけない」

津田「DOMMUNEは著作権契約はクリア。原盤権に関して払うスキームがないものに関して、配信曲のリストを持ち払う用意はあるという姿勢。これは捕まるのか?」

向谷「権利者側も向谷隣接権のメタデータなど必要な情報を開示すべき。その上でトレーサビリティーを徹底できないか」

津田「レーベルの人は絶対出てこないが、あれだけ叩かれているJASRACの菅原さんは出てくる。まずはavexの松浦さんに出て貰うのはどうか。音事協の人にも出て貰わないと」

向谷「音楽の自由度が音楽を儲けさせるという流れができないか」

津田「放送局がまた音楽を食い物にしてきたのではという意見。また、使うことによって広まった曲もあるという指摘。両方の側面がある」

山口「レコード会社を呼ぶのは良いが、産業振興の視点が欠けているのではないか。産業規模が、かつて7000億あった。今は2800億。・・どうしたら、そういう規模に戻して行けるか?という視点」

my space大蘿「みんな集まってやらないといけない」

中川「Ustreamって何?というのを理解している人、誤解している人がいるけれど、基本的にはサービスプラットフォーム。音楽だけでなく映像の権利クリアも課題。権利者と利用者の間の<信頼関係>・・・エコシステムを作って行きたい」

向谷「(タイムラインを見て)誤解があるが、一つ訂正したい。放送局を悪としたわけではない。公衆送信権の問題や、全曲報告などシステム的な問題を突いた」

JRC「透明性と多様性。透明性について相当部分はメタデータなど技術が解決していく。多様性について、自由に使ってというアーティストの意見と限定的にしたいというアーティスト、両方尊重したい」

津田「合法的にUSTで音楽をかけたいという人に道筋を示したかった。そういうことはできたのではないか。次回に繋げていきたい」


この話題に関しては↓の津田さんの著作が非常に参考になります。





[ 2010/07/21 23:38 ] 津田大介 | TB(0) | CM(0)

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